ままゼロブログ

人生に退屈しているときにたまに書いている趣味のブログです。

コミュ障ママ@ママ友いない系bot運営報告【ママゼロリツイートAWARD2019】

昨年思いつきで運営を始めた「コミュ障ママ@ママ友いない系bot」と専用タグがそろそろ1周年を迎えます。本日はその運営報告をしつつ、この1年間で私が気に入ったタグツイートを一方的に紹介してまいります。ブログの読者様でtwitterには参加されていない方向けの記事になります。

 

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https://twitter.com/mamazerobot

 

初見の方に簡単に説明しますと、「ママ友いない」「コミュ障すぎてもう自分が嫌になる」とネガティブになっているママたちが交流を期待しないまま「コミュ障ママのつぶやき」をひっそりツイートして、お互いにひっそり「いいね」しあう、ということを目的としたbotです。ツイッターを交流用に活用されている方には想像つかないかもしれませんが、twitterはそれなりに高いコミュニケーション能力を要する場なのですよね。だからコミュ障さん向けに、そういうプレッシャーを感じさせない「ゆるい繋がり」を目指して開設しました。

 開設当初の記事はこちらから

 

この記事にピンときたら!

www.mamazero.com

 

 

ママゼロリツイートAWARD2019発表!

この1年間でつぶやかれたタグツイートはなんと約7000!数々の名言が生まれました。今回は私の独断で申し訳ないのですが、この界隈を象徴するツイートを中心に参加していない方への紹介を兼ねて解説していきたいと思います。いいね数とかRTは一切考慮していません。賞の名前は私が勝手につけました。それではどうぞ!

 

(すでに冬眠垢になってしまっているツイートも多いため、今回は掲載の承諾を得ていません。引用埋め込みのガイドラインには乗っ取っております。お手数ですが支障のある方は申し出てください。ここのフォロワーさんは8割は裏垢だと思っている。。。) 

本当のコミュ賞

定期的にコミュ障タグで語られる議論の一つです。「コミュ障とは何か?」「コミュ障ガチ勢はそもそも外出も困難」「本当のぼっちは私だけだ」等々。転じて「選択ぼっちの人と違って真性コミュ障だから寂しい」「空気読めない系コミュ障だから自分からは話しかける」などなど〇〇なコミュ障分析というのもよくあります。この界隈の方々は自己分析好きが多くてとても、私、親近感覚えてしまう。。。内省的な人の特性なんだろうな。

こじらせ文学賞

 

名文が多すぎて3つも選んでしまった。。。

 読んで字のごとくの優れたこじらせ文学です。それでいて表現がどこか文学的なので味わい深い。これらを読んでスッと入ってくる人はおそらく「こじらせてる」お仲間かと思われます。

流行語賞

このツイではリプ欄が「何に同化するか?」の大喜利大会に発展。それ以降、タグツイート界隈でも「校庭の砂に同化してきます」「壁に擬態」などいかに気配を消すか?という言い回しが一時的に流行りました。 

技能賞

擬態・同化以上にみなさんお得意なのがオーラ系。オーラを消したり、話しかけるなオーラ出したり、いや、出してないのになぜか出てるから話しかけてもらえなかったり、ドン引きオーラを敏感に察知したり、シールド張って防御したり、いろんな魔法コマンドをお持ちのようです。

再現CG賞

 4月のバズを受けてにわかに流行った再現CG。中でもこの「ぼっち玉」は笑った!

コミュ障タグは特性上、どんなにネガティブで悲痛な心の吐露をツイートしても、それを見た誰かが「私だけじゃないんだ」って励まされることがあって、必ず「いいね」して共感してくれるので、それでお互いが救われる、というハートフル現象が起こります。自分の愚痴が誰かを励ますことがあるのです。それをうまくCGで表現してくれました。

激励賞

このツイートは本当に嬉しかったです。励まされた人も多いと思う。このタグの本当の役割を、体感を通して伝えていただきました。ありがとう! 

 

ゲリラツイート賞

 時々、タグなしのツイートをゲリラリツイートしています。そういう風にアタックしていかないとコミュ障さんに気づいてもらえないんだもん。あと、フォロワーさんのツイートを時々読みに行って、タグがないツイでも突撃RTしてしまうことがあります。すみません。こちらのツイートもその中の一つ。コミュ障ママさんだけに止まらず、とても共感する人が多いと思ったので。

今回はあまり紹介してないけど、このような切ないツイートの方が圧倒的に多いです。

 

それでは、最後に大賞3選の発表です!

ママゼロタグ大賞

 

もうこれは本当にすごい。「ママ友がいない人とママ友になりたい」声に出して言いたい珠玉のママゼロ現代詩。

ママ友いない人はいつも引け目を感じています。だから、相手に迷惑をかけないように、また重荷にならないように、また自分も悲しまないように、なるべくお互い初めての人同士でママ友になりたい。みんなが同類を求めている。

ただ、これ、突き詰めるとホント切なくて。

あの人とママ友になれたら…その人はもうママ友いない人ではない、だって私がママ友かもしれないから…でもやっぱりママ友にはなれそうにないから、その人はママ友がいない人で私はママ友になりたいんだ、というせつなさ全開ループ。誰も好きでない彼が私が本当に好きな彼なのに、みたいな。これこそがママ友0道の真髄でしょう!(ナンノコッチャ)

 

コミュ障ママタグ大賞

 

できれば定期で流したいツイ。 1人反省会、脳内会議はコミュ障botの最頻出ワードです。つぶやきの多くがこの脳内会議の議事録になっています。連日の脳内会議が不毛すぎて自己嫌悪する自分に自己嫌悪。そこにきてこのツイートです。禁止!禁止!禁止!はい!解散!わかる!

 

ママゼロボットリツイートAWARD2019

 …コミュ障もママ友いないも超えてきてるよね!?アカウント名の「ごりごり」もらっきょを貪り食うをことを狙ってつけられたのかと見紛うほどの完璧なおさまり具合。もはや令和の清少納言。大賞です!おめでとう!!

 

活動報告 

なんでこれ運営してるのか?

 これ、本当に、よく聞かれない質問なんですが、そろそろ誰か興味持ってくれてもよくね?私自身、今ではそんなにママ友いないこと悩んでもないのに、かなり地道に365日毎日コツコツ7000いいね7000RTしてきたんだよね。ほぼ人力なんだよね。本当色々あって、年間通して色々なトラブルや火消しなどもあって、今まで完全bot化移行はできなかったのよね。

 

1周年を機に本格bot化する予定でいましたが、頼りのmakebotもサービス終了しちゃうしもうどうしたらいいんだろう。

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makebotが終了するので窮地です。

ただ、もう、本当に、毎日ポチポチRTしてるだけなのにすごく感謝されるのね。 

全国のママ友いない系から定期的にすごく感謝されます。それで得られる私側の自己満足度がすごい。

 

私がこのブログ始めた目的がもともと全国にいる56人くらいの「ママ友いない」系の居場所になることだったので、感謝されるだけでもう満足なんです。心の中のパズルの1ピースが埋まる感じ。

(だからもうブログの方を書かなくなってしまった…)

もともと私が「人と人を繋げる」ことに使命感みたいなのを抱いている人種で、だけど自分は表立って目立ちたくないタイプなので、その両方がbot垢になることで叶えられているんだと思います。つまり、純粋に趣味みたいなもんですかね。。。

 

もし、そういう活動に興味あるという方がおられましたら、、、そろそろ誰か一緒に手伝ってくれないかい?運営サポーター募集中!(現状、自警団みたいな方々もいて通報いただいたりしているのでいつも助かっています。ありがとう。)

twitter.com 本垢にDMください!

 ↑これが根本事由な気もしますね。考え方が違う人同士の関わり合いを見てるのが好きなのです。

「ママ」なんだからコミュ障なわけないだろ、結婚できてるだろ!

という批判を時々いただくことがあります。

コミュニケーションの取りやすい人に依存して、それ以上は自助努力しようとしていないだけの甘えなんじゃないかという指摘。(独身でコミュ障に悩む方と、ママでコミュ障を克服された、もしくはしようと努力されてる方によくいただくご意見です。)

 

できないことを肯定して、共感しあって傷舐めあってるだけなのは・・・どうなの?と 

それは…全くごもっともだと思います。

 

コミュ障botにも3ヶ月に1回くらい必ず「私なんで結婚できたんだろ・・・」「友だちができないのは自分のせいだ」という自虐ツイートが上がってきます。(コミュ障の人は本当に俯瞰自己批判しがち)

bot中の人として言い訳をさせていただくなら、こんなに追い詰められているのは、「ママ」という仕事が、そもそも人間の基本的本能活動なはずなのに、高度に社会的なコミュニケーションスキルを求めすぎているせいなんですよ。

(難しいな。。。)

もっと簡単に言えば、

母親業、必須基礎コミュ力高すぎ問題!!

ただの持論なんだけど、コミュ障の方が悩まれてる核心って、ほぼ、コミュニケーションがうまくできないことなんかじゃなくて、自己肯定感が低いことなんです。うまくいかないのは、実はコミュニケーションだけじゃないんです。結婚しても、子ども産んでも、埋め合わせできないほどの自己批判が強くあります。そこにきて、母親=コミュ力高くてなんぼ、という社会機能的呪縛が追い討ちをかけているのです。

 

コミュ障のママなんているわけない、いちゃいけない、ありえない

という社会規範にプレッシャーを感じて、自己否定感がさらに強まってしまっているのですよね。

 

現代の日本では、ある程度コミュ力がないと母親業がやりにくい高度に発達した社会システムになっていますので。。。いや、逆かな?今まではそういうシステムだったんだけど、最近になって少し変わってきているから、この転換期に、もともとそこにハマっていなかった人たちが新たな居場所を求めて自己否定感への肯定をし始めてると思うのね。

そのニーズが「コミュ障ママ」という呼称とマッチしたんだと思います。

 

あ、私、なんだか変だ変だと思っていたら「コミュ障ママ」だったんだ・・・!この属性にいればいいんだ!

 

という帰属欲求を満たしてくれるのがたまたまこの呼称だったのです。

そういう経緯でひっそりやってる活動なので、各人が自己肯定感を上げることだけが目的です。コミュニケーション力を高めようとか、この活動を誰かに認めて欲しいという承認欲求はありません。コミュ障を悪く言わないでとか、周りが悪いとか、外野に理解を広めたいからやってるわけでもありませんし、フォロワーも増えなくていい、不要になったらフォロー外してもらうのを推奨しています。

 

住み分けをしたいからタグつけをして囲ってます。だから、不快に思われる方はあらかじめタグでミュートしていただくのがお互い幸せなんじゃないかと思っています。 

 

コミュ障側も、見たくないアカウントはミュートorブロックしていただいたり、モヤモヤするツイートがある場合は一時的に離れていただくのをおすすめしております。

これからのこと

そうはいっても、自分が思ってた以上にフォロワーのみなさんにツイッター依存を誘発させてしまっているところがあります。

当初かなりライトなママゼロ派に向けて開設したのですが、現在では対人関係に支障があって情緒に不安を抱えた方や、社会的な孤立を抱えた方など、多くのガチコミュ障ママたちの心の拠り所として必要とされている一面があります。悩みの深刻さや問題性も全然バラバラだし、コミュ障ママとして辛いと思ってるポイントも多様で、果たしてズブの素人の私に運営しきれるのか?というくらいには求められる役割が広がってきています。

 

ただ、ここまでうまく運営してこれたのは、私の力でもなんでもなく、自称コミュ障ママのみなさんの高い「コミュ力」のおかげなんですよね。

 

ここでは当初から「みんな違ってみんなツライを受け止める場所」というスローガンを掲げてきたせいもあるかもしれないけれど、ユーザーが皆根本的に人に優しくて自己批判が強いがために、「あなたの辛さは間違っている」ではなく、「あなたの辛さわかるよ」の共感性だけで心をかよわせることができているのだと思います。

 

コミュ障ママbotの運営理念と方針は、開設当初より「構成的グループエンカウンター」のメソッドをベースにしています。エンカウンターワークショップでは、多様な価値観を尊重し合うための発言ルールが存在しますが、それが上記の特性に通じるところがあるのです。通常、ツイッターのような開放的SNSでは実現し得ないようなルールです。

 

それがこちらからルールを提示しなくても、みなさんの自発性でできてしまっている部分があります。今までも危ういツイートは何度かあったのですが、私が直接介入しなくても、皆様からの自発的発言や行動に助けられて対立を回避してきました。まさに私自身もみなさんからの積極性にエンカウントして助けられてきたのです。逆説的ではありますが、コミュ障のみなさんだからこそできるコミュニケーションの高さが功を奏しているのだと思います。

 

だから現状はこのゆるい運営のまま、どこまで自浄作用が働いて、どこまで自由な考え方の発露が許され救済されていくのか、という「支え合い」の可能性を見届けたいと願っています。私の手に余る自体に発展しそうな場合には、専門家の介入も考えたいとは思っております。が、基本的には私の介入すら今後はちょっと控えめにしていこうと思います。

あくまでも理想は完全bot化ですからね!!

 

なお、ゆるい運営規定として一応RTガイドラインがあります↓

 RTしないとか、ミュートとかブロックを推奨するのは、イコール見えないことにするだけで、解決とは言えないかもしれません。排除と受け取る人もいるかもしれません。だから議論の余地はあると思います。ご意見ある方はタグツイートではなくこちらのブログのコメント欄か質問箱の方にください。タグツイートにはお答えできません。

 

最後ちょっと堅苦しい話をしてしまいましたが、それほど重く考えずに、これからも気軽にコミュ障ママの愚痴を吐ける居場所としてご利用いただければ幸いです。長文失礼しました。

おわります。

 

興味のある方はご参照ください。将来的に実演習に繋げられるのが理想かなあ。 

構成的グループエンカウンター事典

構成的グループエンカウンター事典

  • 作者: 國分康孝,片野智治,大友秀人,鹿嶋真弓,國分久子,朝日朋子,岡田弘,河村茂雄
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  • 発売日: 2004/11/01
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