ママ友図鑑は「こんなママ友がいたらきっとこう」という私の妄想と偏見を書き散らかしている実在しないママ友のプロファイリング図鑑です。
ママ友図鑑を描き始めてからもう5年の歳月が流れました。当初は、ただ偏見を書き散らすだけでなく、目まぐるしく変わりゆくママ文化のトレンドや、SNSで話題のネットミームのサンプルみたいなものを書き残せたらおもしろそうだなという思いがありました。しかし実際は、目まぐるしく変わっていくのはママ文化ではなくSNSやプラットフォームの方で、それに付随する形でトレンドが様変わりしていったように感じています。かつて擬人化していたwebサービスが続々終わっていき、SNSは機能変更やユーザーの新陳代謝でどんどん変わっていき、5年でこんなにうつろいゆくものなのかとびっくりしています。
www.mamazero.com もはや修正が追いつきません。
そこで、2021年版では最後に、あまりに雰囲気が変容しすぎてしまったInstagramさんを「2人目出産後にキャラ変しちゃったママ友」になぞらえて紹介したいと思います。
発端ツイート
Instagramそんなに…😳!?
— タイクツです (@taikutu262) 2021年9月13日
第一子と第二子でつるむママ友が変わったらキャラ変したママみたいですね😂‼️
今年はClubhouse(今、息してる?)の参入やら17ライブなど、ライブストリーミングを書こうと思っていましたが
Instagramも時代に影響されて変容したママ友的に妄想したらおもしろそうですね🤭
このツイートツリーではめぐみさんに擬人化ネタをフューチャーしていただいております。ママにゃ〜ごさん、ありがとうございます。
SNS擬人化イメージしてみた
— めぐみ│育児ブロガーの化石 (@ikuji_info) September 11, 2021
【インスタさん】
陽キャ。リールやろっ
【ツイッターさん】
陰キャ。エビデンスは?
【ユーチューブさん】
陽キャ。目立ちたい
【ピンタレストさん】
陰キャ。私は私
SNS擬人化は@taikutu262 さんの発信を参考ました。
まとめ記事https://t.co/DvNJ6EFSqA
↑記事も書いてくれたよ
2人目を出産後にキャラ変したママ友-Instagram-
いませんか?2人目出産後に付き合うママ友が変わって急にキャラ変していた人。おそらく1人目出産後には色々様子見だったんでしょうね。理想の「素敵ママ」でいたかったんでしょうね。でも2人目出産後に余裕がなくなり、プライドなんかかなぐり捨てて開き直り、心強い子育て仲間もできて趣味もファッションも変わって、いつのまにか等身大の新しい自分に生まれ変わっていたようなママ友。
久しぶりに開いたInstagramがまさにそんな感じで、かつてお高くとまっていたインスタさんはどこへやら?庶民派でとっつきやすく手軽さ共感性満載のSNSに様変わりしてたんですよ。
以前のInstagramさん
久しぶりに会ったInstagramさん
こんなところが変わった
・ブランドコーデだったのに、プチプラコーデに変わっていた(なんか全体的に大衆化した)
・親しみやすさと共感性が高くなった(ジャンルごとの棲み分けと分断が進んだ)
・以前からその向きはあったが、ネガティブなコメントが増えた(そのまま)
生態
こっちは以前の印象のままで記憶が止まってるのに、本人にとっては地続きだから気さくな雰囲気にキャラ変したのも忘れていきなり近距離感で話し始めるのでビビる(「インスタ映え」イメージで見てるといきなり「リール」や「ストーリーズ」で一般人が親しげに笑いかけてくるから「うわっ誰」ってなる)
以前はランチの写真やオシャレコーデ写真ばかり撮っていたのに今は3COINSのグッズやダイソー便利グッズにテキスト載せた紹介写真ばかりに・・・(楽天room貼ってるテキスト投稿アカウントめちゃくちゃ増えたよな)
もともと裏表の激しい性格だったがよりいっそう人を選ぶようになった気がする(ミュートやジャンルフォローを駆使して好きなものばっかりのTLに調整すると表示されるポストの傾向もめちゃくちゃ偏る)
ママ友付き合い
つるんでるママ友の質が以前と明らかにちがう(FacebookがMetaになってるし 楽天roomやママスタとの親和性たかくなってる)
・やたら人の体験談を語りたがる(フォロワーさんの体験漫画が激増)
・「給料安い?」とか「ボーナスいいの?」「副業でいくら稼げるか知ってる?」とか身も蓋もないカネの話をしてくるようになった(あからさまなPRポストやお仕事運用アカウントが増えた)
・急にライブ感出してくる(唐突に始まるインスタライブ)
〜終〜
最後に改めて5年の歳月をもちまして
ママ友図鑑、当初より100%私個人の趣味で、ネットの風景やママたちのイデオロギーなんかをあとから読んで懐かしく感じられたらいいなぁという軽い気持ちで書いてきました。そういう「価値観の変遷」みたいなものを感じるには少なくとも5年くらいは続けてみたいなと思っていました。そして今年がその5年目にあたります。
この間に想像していたより遥かに早いスピードでネットサービスの代替わりが起こりました。5年前はまだまだインターネットでのママ情報発信はブログや掲示板が主戦場でしたが、今やすっかりSNSが主流になりました。情報収集のトレンドはログからライブへ、文字・イラストから動画・音声へと、あっという間に移り変わりました。たった5年でもこんなにも変わっていくもんなんですね。
ママ友図鑑で擬人化してきた元ネタサービスたちはもういくつもなくなりました。
つい先日もママの口コミ掲示板では最大手だったウィメンズパークさんが終焉を迎えたとの報を聞きつけ、大変驚きました。残念と言えば残念ですが、まあこれぞ時代の変遷ということで、ママ友図鑑にうまく書き残せた諸行無常のひとつなのかもしれません。
b.hatena.ne.jp↑ブコメの内容にも時代を感じましたわ。
私自身、もう16年も母親やってきたわけで、ウィメンズパークさんは出産当初かなりおせわになった掲示板です。地域ごとの口コミ情報も載っていたので保活の相談とか地域保育の情報とか、ママ友いない私にとってはまさに「最強のママ友」みたいな存在でした。
当時はワーママのちょうどいい生活情報がネット上にも各種メディアにもなかなか見当たらなくて、ブログや情報サイトがあってもバリキャリや意識高い系ママの情報ばかりで参考にならず、孤軍奮闘していました。だから掲示板サイトや保育園のママ友から入ってくる情報価値がかなり高かったのです。
それが今やTwitterのぞけばいろんなケースの共働き夫婦情報がすぐに入手できるので本当にいい時代になったなと感じています。SNSの良さはやはり手軽さなんだろうなあ。
そういえば、かつて園の送迎をしているだけでも珍しかったパパたち、それだけで「いいパパねー」なんて誉めそやされていたものですが、第三子の頃にはパパ育児なんて当たり前の光景になり、SNSでは「イクメン」はいつのまにか死語になっていました。
長女の保育園時代にグループメールだった連絡網は第3子の頃にはLINEグループになり、かつては例年開催されていた親睦会や茶話会なんかも今やコロナ禍の影響を受けてオワコン化してきました。
近頃のママたちはコミュニケーションももっぱらSNS(LINEやInstagram)が中心になっていて、Twitterで知り合ったママとリアルで会ってみたりすることもあるようで、(まあ16年前はそれがmixiだっただけだが)デジタルネイティブなママ世代なんだなーなんて感心することもしばしば。
ママ友との縁はいよいよネット回線上だけのつながりになり、よりつながりやすくなった分、切れやすくもなったので、いっそう派閥感が強まったといいますか、表面上だけのやりとりが増えたようにも感じています。
時代と共にママ友文化もプラットフォームも変わっていくので、このblogも徐々に適応してかなきゃなーと感じつつも、ママ友図鑑は当時のまま相変わらずダラダラとここまで書き続けてきてしまいました。まあそういう定点観測的なコンテンツもあっていいんじゃないかとも思いますが。
今まで読んできてくださった56人の読者様に改めてお礼を申し上げたいです。読んでくれて本当にありがとうございます。来年はどうなってるかわからないけど、また機会がありましたらお目にかかりましょうぞ。それでは、遅くなりましたが2021年分はこれにておわります!
2021年版
noteでも少し加筆再編などしていました。暇な時にのぞいて見てね