ママ友いないと具体的にどんな実害があるの?シリーズです。今回解説するのは「孤立感」への対策方法について。
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ママ友がいないことでお悩みの、多くの人が感じてらっしゃるのは、集団の中に自分だけが一人でいるのがなんとも居心地が悪い、といった漠然とした「孤立感」なのではないでしょうか。
■実害3「派閥からの孤立、疎外感から本能的に感じる危機感による精神的ストレスと、情報源や発言力の不足」への対策
「ママ友」がいないことで被る被害のほとんどは「孤立感によるストレス」であると言って過言ではありません。また、そこから派生して「派閥から疎外される」という心の傷や、情報が集まらないといった具体的な不利益もまた然りです。
これらはどうしたら回避できるのでしょうか?
私自身が児童館でハブられた経験談
私自身にはあまりママ界において孤立感に身震いした経験はないのですが一度だけ、第二子の育休中に近所の児童館で見知らぬ人にはぶられて泣きそうになったことはありました。
私が1歳半の息子と二人、室内の遊び場で戯れていると、後から、おそらくそこでいつも遊ばせているのであろう仲良しグループ、3、4人が連れ立っていらっしゃっいました。私はそれに特に配慮せず、「トクイのその場しのぎの社交性」でガンガン彼女たちに話しかけてしまったのだと思われます。
その際に、自分が保育園に通わせていると言った瞬間だったでしょうか、唐突に、そのグループの代表格と思われる人に、あからさまに私の会話を無視されたのです。
すると、おもむろに全員で完全シカトを決めこんでくるではありませんか!!
私は瞬間的に事態を察知し、かつて仲間ハズレにされていたトラウマのせいもあって、ちょっと泣きそうになりました。
仲間ハズレにされていた過去についてはこちらから
仕方なく、シカトされて気まずいまま、狭い空間で一緒に遊ばせていたのですが、そのうち今度は唐突に全員が「〇〇さん家行こう!」と連れ立って去って行きました。
私は内心ホッとして、かつて「公園デビュー」と騒がれていた「洗礼」などの話をぼんやり思い出していました。(初めて公園に行くママが、その公園のママグループに意地悪されたり試されたりするという現象が、5〜6年前にマスコミに揶揄されたのです)
それにしても、一体全体なんの意味があるというのでしょうか?そうやってハバをきかせることで、誰ともわからない相手に嫌な思いをさせる、同じ地域にいるのだからいつか繋がりが生じるかもしれない相手に…。正常な感覚の人間ならデメリットしか浮かばないと思うのですが!!
その後、別の親切な方が声をかけてくれ、おそらくその彼女もあのグループの被害者か何かだったのでしょう、私の泣きそうな顔を気づかぬふりして気さくに会話してくれたので救われました。(しかし、その顛末は以前言及した話につながります)
ママ友いないとかの疎外感は小学校時代とかから変わってない
この感じは、小学校時代にずっと仲間はずれされていた頃の感覚に似ています。
近所の同級生達にいじめられていた小1の私は、ママ友バリの「自分以外の関係性でつながってない理不尽さ」にモヤモヤしながら憂鬱な日々をすごしていました。
詳しくはこの辺に書いてあります
毎朝の登校時、電波さんになったり、通学路を変えたり、離れて歩いたりしてなんとかストレスを軽減してはいましたが、ヘタレのため学校でも孤立してましたし、女の子のいじわるというのはなぜかわざわざ放課後遊びに誘い出してまで仲間はずれにしたり(仲間はずれにするために呼び出したり)する残酷なところがあるので、なかなか全ての疎外感から逃げきるのは難しかったのです。
そんな私でも、一番効果があったと思われる対策は、全く別のクラスタの方と仲良くなってしまう方法です。
「ママ友」派閥にハブられた人は、近所の「ババ友」をつくろう
近所のおじさんやおばあさん達は、大概いつでも家にいます。そして、お独りで退屈されていたり、寂しがっていたりして、茶のみ友だちとなって訪問すると大変歓迎されます。そういう家を5軒くらい毎日ローテーションで巡って行くことで、近所のいじめ派閥の女子から誘いがきても家にいないように計らったのです。
そして。ちょんこづいた私は、何を血迷ったのか、そのいじめ派閥のボス張本人宅であるF子ちゃん家のおばあちゃまとも仲良くなってしまいました。 さらに、そのおばあちゃまとお茶するために、誘われてもないのにF子ちゃん宅に上がり込むようになりました。何しろその方は優しくて、お手製のおまんじゅうを毎日孫のために作ってくれるような方でしたので、それが大好きでたまらずに通ってしまったのです。
F子ちゃんは私を見つけると仲間はずれにしたいがためにおばあちゃまのところまで呼びにくるのですが(←矛盾してるよね?)、F子直系の祖母が「こっちのおまんじゅうも食べてってね」と呼び止め私も「ああ美味しい、ホントに美味しい」とかまったりやっているので、まんじゅうが大嫌いな彼女はそのうち業を煮やして行ってしまいます。
まとめと考察
これらのやり方は、計らずとも、「孤立への本能的危機感」を紛らわすためには大変有効な手段だったと思われます。前回も語ったように、この危機感は古代より培った群れ社会での生存本能によるものだからです。
- まんじゅう(好きな食べ物)→孤立による食料難への危機感を回避!
- 年長者と仲良く→群れ社会での年長者は生き字引(情報通)だから優勢!劣勢感軽減!
- ご近所のご家庭を回遊する→有用な情報源確保!
- F子のおばあちゃんとまったりモード→派閥ボスの近親者と連携、正体不明の善良感かざして発言力アップ!
そんなワケで、これを幼稚園のママ友に置き換えて考えてみると、具体的な対策例としてはこんなんに。。。
- いつもポケットにピエールマルコリーニ←食糧難回避とセロトニン!
- ご近所のご年配の方とババ友になる(地域の太極拳教室とか、ラジオ体操とか、レンタル農地とか、老人ホーム訪問とかで知り合う)←ご近所ネットワークと年長者!
- 親子遠足の水族館で職員さん飼育員さんに色々教えを乞う→有用な情報源!
- 園行事のバザーで「宗教上の理由で無償の提供品にお金を出させたり商売したりできない」と裏方や準備に徹する(深入りすると勧誘される雰囲気を醸し出す)←宗教法人(なんかわからないけどでかそうな派閥)と連携、正体不明の善良感!
ちなみに、この正体不明の善良感というのは、群れ社会においては「警戒しなくてい善良っぽい何か」的な意味合いになると考えています。群れ社会では、“あたかも悪そうな何か”なら一挙に潰されますが、“警戒の必要のない得体の知れない何か”には誰も一切の文句が言えないことが多々あります。
よくよく考えてみると、児童館ではぶられた時も、泣きそうになりながらも懸命に子どもを遊ばせている私が、“取るに足らぬが得体のしれない善良人”すぎて手に余る感じだったのかもしれません。
つまりは絡みにくい、というやつです。(身に覚えあり)
ママ友ゼロを目指す人は、絡みにくい善良人を目指しましょう。 そしてママ友ゼロを目指す人は、ババ友を探しましょう。 またもやあまり役に立たない情報で重ね重ね申し訳ありませんでした。