ママ友がいないママの子どもは、果たして、少数派の劣勢感を抱いているものなのでしょうか?それとも、ママと同様に「群れるのとかムリだし」という諦めのもと「私は他とは違う」という孤高のプライドを胸に秘めて凛としているものなのでしょうか。
でももし何かしらの劣勢やハンデを強いられているものなら、何らかの対策を講じてサポートしてあげるのが親心というものです。
前提となる仮説はこちらになります。
■実害4ママ友がいないことで起こる、「子どもの人脈形成における機会損失、疎外感・劣勢感などの精神的苦痛」についての対策
機械損失への対策はいくらでも代替がある
実害とはまことしやかに書きましたが、はてさて、皆様はいかほどに小学校3年生までの人脈が今活かされておいでですか?私はいじめられてたことで逆に励んでいた公文式学習や、学校に友だちいなかったことで回ったご近所のおじさんおばあさんネットワークでの社交力の方が、ここにきてかなり活かされていますよ。
つまり機会損失については、別の機会を増やすことで補填するしかありません。ママ友がいないことで失った機会、別の人脈をつかって増やしてあげることで対策できるのでは?
例えば、ママや子どもをターゲットにしないNPOで、子連れOKで参加できるもの。特に子連れ参加しやすい野生動物保護活動とか、県の森林保全活動とか、幼稚園・学校のある地域とはちょっと離れた所でしかできない活動の方が世界が広がります。子どもにとっても色んなおもしろい大人に出会えるのも魅力的です。母親が人見知りだと入っていくのも億劫になりますが、子どもと一緒だと打ち解けやすいですし、最悪は子どもとしゃべってればいいのですから孤立感は回避されます。
また小学生くらいになると、子どもだけで参加できるサマーキャンプやボランティアイベントもたくさんあります。そのような活動に参加させることで、子どもの機会損失は大幅に改善できると思います。
↑サマーキャンプやってる所は春も冬も通常の3連休とかでも年中やってたりします
↑こどもが参加できるボランティア団体が色々載っています
疎外感・劣勢感などのストレス対策はジタバタするしかない
一方、「疎外感・劣勢感などの精神的苦痛」ことへの対策は何かありますでしょうか?
残念ながら、全く思いつきません。派閥に入れなかったことで受ける精神的な苦痛というのは、以前も言及したとおり人間の本能的なものであり、坑がいようがないからです。あとは紛らわすしかないので前回の対策と似たり寄ったり。
それでも、自分のことならまだしも、子どものことになると何かしてやれないかとジタバタするのが親心というもの、これを相応な逃げようのない他の例であてはめて考えてみると、「ママ友作らないと子どもが派閥からあぶれてイヤな思いをするかも」と言うのは「社内派閥に入っておかなかったらプレゼンも聞いてもらえないかも」と言う状況に例えることができます。
自分の子どものようにイチから育てた商品を全国展開に向け社内プレゼンにかけることになったが、会議メンバーはゴルフコンペ大好き佐藤課長や飲みにケーション重視の小林チーフの取り巻きばかり、どっちの派閥の誘いも断ってきた自分のプレゼンは歯牙にもかけてもらえない可能性が高い。はてさてどうする?
そりゃあ、ゴルフや宴会への参加が商品リリースを左右するなんて、会社の利益を考えたらあるまじき行為だというのはわかっています。しかし、今さら正義感振りかざして言ってもどーにもこーにも体制なんて変わらない(世の中そんなもんよ)ゴルフや宴会につきあってない分、別のところで点数を稼ぐしかないよね。。。
- 対策1対向商品のことをリサーチして出し抜く
- 対策2プレゼン自体を課長やチーフの特性に合わせてブラッシュアップ
- 対策3自分のことをよく知られてないのを逆手にとって、ゴルフの話などをして社交的にプレゼンしながら「意外性」でポイント稼ぐ(●●くんは実はゴルフ好きなんじゃないか!今度一緒に行こう!と言われたら親の介護でなかなか休日家を空けられないと謝る)
こんなことぐらいじゃないですか。これを子どもに置き変え直してみると
- 対策1子どものクラスメイトで流行ってるものを調べて、出し抜く
- 対策2子ども自身の処世術をクラスの雰囲気に合わせてブラッシュアップ
- 対策3今まで付き合い悪い人とか思われてるので、PTAや子供会などの嫌な役割を積極的に引き受けて活躍して点数稼ぎ(来年は役員に。。。と言われたら遠方の親の介護でなかなか休日家を空けられなくなく、と謝る)
とこんな感じですか。
ママ友の世界よりもよっぽどサラリーマンの派閥のがシビアじゃないかとひしひしと感じつつ。。。おしまい