私は集団行動が苦手です。しかし、お母さん業をやっていると、どうしても、ママ友0人なのに「ママ友」的な連帯の輪に所属しなければいけない瞬間が多々やってきます。
10年やっててようやくそれにも慣れはしましたが、当初はそれらがもうなんだかとてもすえ恐ろしく思え、それだけで保育園に登園したくないと休んだことすらあります。(育休中)
そんな、超独断と偏見による個人的感情すぎる“馴れ合い”ゲンナリ体験を、全く共感を得られないことを覚悟の上でまとめてみたいと思います。
1、保育園の先生の「子どもかわいい」テンションにゲンナリ
例:「●●ちゃんごきげんですね〜」「はい〜・・・」「この間も、すべり台で滑ったあとこんなんなっておどっちゃってかわいかったです〜すべり台は普段もやられます?」「そ、そうですね。」「んー滑り台に目がないんだからもう!うふふ☆じゃあバイバイね〜」「・・・・(子どもは無反応)」「あ、さよ、さようなら〜・・・!」…ゲンナリ
のっけから「ママ友」でも集団でもなんでもない話ですが、保育園の先生の「あなた様のお子様がこんなにかわいらしいですね」の同調テンションについていけない自分がいました。(自分の子どもなのに!!!)
保育園の先生は、個人差も大きいかとは思いますが、仕事以上の感情で子どもたちに接してくださいます。そこで「●●ちゃん、こんな風にすごしてましたよ〜」という報告が親である私をも上回る親バカぶりを発揮することが多々あり、その様相がさながら柳原加奈子さんコントのショップ店員のように思え、仕事を終えてグッタリしてる自分にはどうもノリきれませんでした。
さらに、別のママさんがきて先生と二人でそのように和気あいあいと盛り上がられると、自分はどう加わったら良いものやら?どう切り上げて帰ったらいいものやら?さっぱりわかりませんでした。単なる「テンション高低差ありすぎて耳キーンなるわ」ゲンナリです。
2、子どもの同行を微笑ましくながめたり語ったりし合う瞬間にゲンナリ
例:「●ちゃんすごく活発ですね!」「そうなの、家でも色んなところのぼっちゃってさ〜」「あらあらあんな所でおどっちゃって」「アイドル気分なんだよね〜」「うふふ」「あはは」「●●くんは虫がすきなんだね〜」「カブトムシ飼わされて大変だよホント〜」「あはは・・・」・・・ゲンナリ
公園とか、児童館とか、親子懇談会とか、とにかくみんなで子どもたちを見守り、感想を言い合う座談会(立ち話)を強いられる時が苦痛でしかたなかったです。当初はこの瞬間から一刻も早く逃げ去りたかった。
なぜゲンナリするのかうまく説明つきませんが、おそらくゴールの見えない不確かさにそわそわするんだと思います(!!!)さらに、「話を合わせないといけない、という同調圧力」がどうにもこうにも居心地が悪い。何がいけないとか嫌とかではなく、この不確かさ×義務感の心地悪さが自分はどーやら苦手なようです。
しかし3人育てた今となっては、もう同じことやって3周もまわってるので慣れっこになって、へっちゃらへーでやってのけられます。
3、結論が出ている、または出しようがないのに「どうする〜」「ですよね〜」「でもそれって〜」と続く出口の見えない問題提起にゲンナリ
例:「あのMちゃんママのことって知ってる?」「ああ、聞いたことがあるけど〜」「なんか役員やらないとかで?」「何それ何それ、は?ええーって感じだよね」「まさに」「あはは」「それって〜大丈夫なの?」「いや、もう大荒れの予感だよね結局」「だよねー!!!(全員)」・・・ゲンナリ
ママたちの会話で、なんか探り探り悪口言い合うような?批判し合うみたいな?みんなを困らせているママがいて、その不満について何か話したいというような?そういう雲をつかむような話になる時があります。
誰も悪者にはなりたくないので、決定的なことは言いません。かといって、そこにいない当事者の話なので、全部が仮説ですし、確かめようもなく、どうこう言ってても何も解決はしません。でもみんながその話を共感し合いたいようです。
探り探り言い合いながら、みんなが思ってたズバリの「批判」が出ると「そうだよねー!!」とイキナリ盛り上がりを見せたりします。そういう空気がいまいち読めずに、もうどうにもこうにもイライラしてしまって、早く抜け出したいのに逃げられない時があってゲンナリします。
4、立ち話とかで和気あいあいしだすと…ゲンナリ
数人で立ち話になってしまう状況が、どうしても発生します。ママ友じゃなくても、です。何か意見を聞かれたり、確認事項だったり、3のような雲をつかむような話だったり。
そもそも私、立ち話が非常に苦手です。ポジションがよくわからない。別に会話をする目的でそこにいたわけじゃないのに、急に呼びかけられる、さして重要でない話をされる、ゴールがないからいつ切り上げたらいいかわからない。この三重苦がヘタレの頭を悩ませてなりません。
結果、少しでもそういう兆しがあれば、「あ、じゃあ急ぐから」と立ち去る習性がすっかり身についてしまいました。そういう兆しを察知する超能力はすごく磨かれました。
5、幼稚園バスの送迎ポイントに4〜5人輪になって話してるママ達を見かけると、参加してるわけでもないのに妄想してゲンナリ。
特にマンションや住宅地の一角で見かけるのですが、子どもを送迎する・あるいはした親達が輪になって談笑していることがあります。あれをみると「うわ〜〜!!」って気持ちになってゲンナリします。3、4の事項があるせいなのですが、「あの中にはすぐ帰りたい人もいるはず。。。」と勝手に妄想して憂鬱になるのです。単なる過剰被害妄想ゲンナリです。
おわります
以上、全く共感できなかった方もおられるかと思われますが、決してこういう方々を中傷する気持ちではないのでどうか誤解なされませんように。あくまでも、私自身がその場に身を置いたときにだけゲンナリという話ですので、そういう方々にゲンナリするという話ではないのですよ。そしてさらなる誤解を恐れずに言うならば、こういう“馴れ合い”を成立させるスキルこそが、“ママ友”界を渡り歩くに必要不可欠にちがいなのです、おそらくは。
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