突然ですが、私のうちの末っ子は「相手をいい気にさせる」達人です。そんな彼に私は日々、相手をヨイショするやり方を学んでいるのですが、いかんせん、こういう「合いの手」というのは生かすも殺すもタイミングが命です。
そこで今回は、もっとも一般的なヨイショ「合いの手」の中から、特に使いどころを注意すべき5つを厳選し、師匠の実例とともに解説していきたいと思います。
◆本日の実演者紹介
この3人に実例をやっていただきます。
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「ヨイショ」の最も有効な使いどころを学ぶ5つの事例
「…だよねー」
誤った使用例
なんでもかんでもとりあえずこのあいづちを連発していると、「こいつ何も頭に残っちゃいないな」「ただの受け流しだな」と思われて相手に不快感を与えます。
正しい使用例
相手が自分とは違う意見を言った時だけ、さも感心したかのようにこのあいづちを発すれば、お相手の「私の意見が影響を与えた」感が強まるので快感を与えることができます。
「頑張ってるね!」
誤った使用例
必死になって責務に追われ、精神的に余裕がないところに、励ましの意味で軽々しくこの言葉を言われますと、さも「私はそんなことには頑張らないけどあなたは頑張っているのね」と上から目線であしらわれた気持ちになるので、たいへん不愉快です。
正しい使用例
一生懸命に何かを頑張ったあとに、自分を褒めてあげたいなとか思いながら満足気にひと息ついているところに、ねぎらいの意味でこの言葉をかけられると、さも「私はいつもあなたの努力と人間性に感心させられていますよ」と適切に承認されたような気持ちになるので、たいへん嬉しいものです。
「カワイイね」
誤った使用例
女は、そろそろ堪忍袋の緒が切れますよ、と言う頃合いに、「カワイイね」と言われると「こういう時に限ってほめそやすなやあぁぁ!!!」と激怒しがちです。
正しい使用例
女は、久々に着たお気に入りの服に身を包まれた際、さりげなく「あれ?なんか今日カワイイね」と言われるとホロっとほだされがちです。
「いつもありがとう」
誤った使用例
人は、みんなのために必死に頑張って「なんで私だけがこんなに大変なのよ」みたいに強がっている時に、こんな風に言われましても、馬鹿にされたと勘違いして憤怒しがちな生き物です。
正しい使用例
人は、誰かのために良かれと思って頑張りながらも、「でもちょっとだけ疲れたな」と思っている時にこそ、こんな風に言ってもらえるだけで「認められた」「努力が報われた」と錯覚して舞い上がりがちな生き物です。
「さっすがー」
誤った使用例
女は、いつもできていることをやってるだけなのに、なんでもかんでも「さっすがー」と言って持ち上げてくるごますりに男には非常にモヤモヤします。
正しい使用例
男は、「昔取った杵柄」を披露してる時に、なんでもかんでも「さっすがー」と言ってもちあげてくるごますり女には、ヨイショとわかっていてもニヤニヤします。
おわります
いったいぜんたい、誰に学んだのかはわからないのですが、うちの息子がこれらの「ヨイショ」を巧みに駆使してホストのように私の疲れを労ってくれます。非常に気分がよくなるので幸福ですが、息子の将来に一抹の不安を覚えています。こんなに世渡り上手で、女の顔色をうかがう天性の素質を持ちあわせておられる彼は将来、立派なダメンズに成長するのではないでしょうか。
息子が保育園で噛まれた。先生にケンカの原因を聞くと、息子のことを好きな女子が今4人いるんだけど、そのうちの一人とお昼寝中にイチャコラしていてもう片側に寝ていた女の子が振り向いて欲しくてキーッてなって噛んだらしい。ってどえらい修羅場じゃないかーい!!!
— タイクツなクラタ (@taikutu262) 2017年7月26日
親バカながらに心配です。
8月はそんな彼のアニバーサリーマンスなので、このブログにしては珍しく、育児マンガ月間となる予定でおります。育児マンガ系が嫌いな読者様はひと月まるまるスルーしてくださいね、ではでは。