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ママゼロできるかな

ママ友との馴れ合い活動に疲れた時に、全国で56人くらいの読者に向けて書いています。「ママ」で括られたもろもろ(ママ友とかママブログとかママ会とか)をゼロに帰するための悪あがきブログ。

子どもの自由研究・Google検索で出てくる情報はどこまで正しいのか?

お題「自由研究」

私は常日頃より公立小学校で行われているネットリテラシーの指導が非常に不十分だと感じています。そこで、今年の夏休みは娘に「インターネットの情報はどこまで正しいのか?」という課題を自由研究でやらせてみました。その内容がとても興味深かったので紹介します。

 

 ちなみに自分の方の自由研究・もし社会からPTAが消えたなら(仮説編) 夏休み開けには間に合いませんでした。でも実は自由研究は9月1週目が真の納期だよね?だから大丈夫。(学生時代もこのようにギリギリを見極めていた体たらくの現れ)とりあえず娘の方は納期間に合って良かったです。。。

 

 

自由研究課題「ネットの正しい情報とは何か?」

動機

自由研究って自由ですか?いや、あれ全然自由じゃないですよね?レポートの書き方の練習みたいなものでしょ?フレームワークとかかなりカッチリ決まりありましてね。しかも子どもが発想できることなんて限界がありますし、さらにその中から自主的に課題設定して自由に研究進められるような優秀なお子様はさ、そんな多くは存在しないんですよ。

だから現実はね、子どもが「こんなのやりたい!」って言って親がサポートしたり、親が「こんなのやったらどう?」ってレール敷いてあげたりして初めて成り立つ宿題なんです。

娘も今年は「色んな野草の花の絵を描いてきて、どんな花なのか調べる」なんて言い出したからなま温かく見守っていたら、野草どころかすでに品種がわかってる家庭菜園の花の絵を描いて「ナスの花」ってGoogle検索してウィキペディアをノートに丸写ししてたんですよ、しかもわざわざ観察して描いた絵とは全く関係ない情報をね

っつーーーーか~~

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そんな風に今回の自由研究はガッチガチに親の強制で始まりました。

 

1、Googleでキーワード検索して出てくる情報を上から順に誰が何の目的で載せているか調べる

自分のやり方を否定されて泣く娘をなだめながら「わかったわかったじゃあナスの花について調べてみよう!」とムリクリ誘導。Google検索すると娘が書き写したウィキペディアは3番目に出てきます。なぜこれを最も良いと思ってあなたはチョイスしたのか?とまずはウィキペディアは何なのかウィキペディアで調べさせました。

そこでウィキペディアは「誰でも書き変えられるネット上の百科事典」であるというウィキペディアの記載を読んで知って娘驚愕!

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それからアンサイクロペディアを発見してウィキペディア批判を読みまくった娘は完全に疑心暗鬼になり変な道に迷い込みそうだったのでウィキペディアについては一旦中断。参照ウィキペディア - アンサイクロペディア

ここまで手引きしてあげたらようやく娘も興味を持ってくれたので、あとはガシガシ調べてもらいます。

 

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じゃらん(温泉宿の名前)とか個人サイト(園芸ブログ)とか「ナスの花」で出てきた検索結果1ページ目全ての運営者、目的、サイト内容を調べさせて、印刷した検索ページにどんどん書き込んでもらいました。そのあと広告とか企業サイトとかについて色々話し合って検証させてこの単元は終了。

 

2、機械によって見え方が違うのはなぜか?(使用制限はなぜあるのか)

1で得た知見を下地に、インターネットそのものについての本人の疑問を、インターネットを使って調べてまとめさせました。娘の場合は「なんでタブレットで見た時とDSで見た時で出てくる情報違かったり、見れませんってなったりするの?」とのことでしたので「使用制限はなんのためする必要があるのか?」について調べてもらいました。

 

ここで注釈が必要かもしれません、そうなんです、娘が普段ネット検索で使っている端末は「Nintendo3DS」なんです。

 

ご存じない方もおられるかもしれませんが、3DSにはブラウザがついてるので娘はいつもそれで検索しています。ところが、皮肉にも今回の「使用制限はなんのため?」については3DSの使用制限で見られないページが多かったのです。そこで別のタブレットでやってもらいました。

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 ↑結果、親が思ってたよりかなり際どい情報をどんどん書き出してきた娘。(よく見ると「ネットで知り合った人と実際に会いみだらな行為をされた」など書いてあります。)なぜこの情報が正しいと判断したのか?と聞くと県警のネット犯罪防止指導HPから拾ってきたから大丈夫、とのこと。学校の先生もびっくりするような内容で母タジタジ。。。

 

3、インターネットで正しい情報を得るにはどうしたら良いか?

最後に総括として、今回わかったことの中から、「今後どうやってインターネットで調べた情報の信頼性を見極めていくのか?」についてちょっと本気出して考えてもらいました。

 

 ↓1〜2のノートの内容。数ページあるのを全部見直して考えてもらいました。

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驚いたことに、娘は感覚的に「個人サイトより企業サイトの方が信頼できそう」とか「広告が少ないページの方が本当ぽい気がする」とかの信頼性判断基準をすでに独自で持っていました。さすがIT世代。その上で、「疑わしい情報は他のサイトも見て比べてみる」とか「情報発信者が信頼できる個人(団体)か調べる」とか色々考えてくれましたが、1番びっくりしたのが「Googleの検索表示で2ページ目以降も見てみる」という回答でした。

 

娘は今回の研究を通して「Googleの検索結果でトップの方に表示されてくるサイトが、なんか自分の信頼できそうと思う情報と全然違う、下の方にあるサイトのが優れているのはなぜ?」と強く感じたようです。そこで、Google検索の優先順位についても軽く話し合いました。

 

Googleちゃんはこんな風に表示順を選んでるよ!→「たくさんのみんなに見てもらっているサイトを優先してるよ」「たくさん情報が載っていたり、長い間やっていていつも誰かに見てもらっているサイトは信頼しているよ」「キーワードと関連性が高い情報がたくさんあるサイトを評価しているよ」「常に新しい情報に更新していたり、色んな新しい人から紹介されているサイトは優先しているよ」などなど。。。イラスト化して簡単に話し合いました。

こんな感じ 

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すると。。。

 

「この中で、たくさんの人が見ている、というのと、新しい情報、という基準は全然信用できない」

 

「だってたくさんの人が見ていても自分には必要じゃない情報の場合もあるし、新しい情報が正しいとは限らない。変な人の方がたくさん注目されてたり、最近の人の方が気軽に変な情報バンバン載せるから、信用できないと思う。Googleの判断基準はダメダメだ」

 

グーグルちゃんをバッサリ瞬殺!!!

 

正しすぎてグウの音も出ませんでした。これがIT世代か?時代感覚ってやつ肌で感じてるんだな!?母ちゃんこんな自由研究までやらせなくてもすでにそこまで感覚的にわかってたっていうのかい?感服いたしました。

 

4、まとめと考察

まあそうは言っても、子どもの言うことなので、「必ずしもそうではないかもしれない」ぐらいに1つ1つ諭して、最後に全否定されたウィキペディアについて「ウィキペディアは何を目指して運営されているのか?」「なぜ皆に正しいと信じられているのか?」「ってかそもそもアンサイクロペディアのがギャグだから」等々の信頼を回復して自由研究は終了しました。

 

彼女の考察はこう

Googleはしょせん機械だから検索結果が正しいか本当のことなのか信用できない。でも色んなサイトを見比べたり、キーワードを変えて検索して違う情報が出てきたり、広告が載っていなかったりすることで判断したいと思う。いい研究になったと思う。」

 

いい研究って考察で自分で言っちゃえるんだね、、、すごいよIT世代。