前回の仮説編では多くの関係者各位、並びに「ママブロガー」の方たちに不愉快かつ無責任な分析を喜び勇んで書き連ねました件、誠に申し訳ありませんでした。
これから必死で書き散らかしたゴミの回収にあたりたいと思います。(ネットにゴミを散らかしたのは私でした)
ちなみに回収の方も結局、私の不愉快かつ無責任な分析で行ってまいりますので何卒ご容赦のほどを宜しくお願い致します。。。
目次(サラッとしたフォロー)
ママブロガーはなんでブログを書きたがるのか(検証編)
とにかくヒマだから→ヒマなわけねーだろアホンダラ
まずはこちらをご覧ください。
http://baby.blogmura.com/board/enq/result46_676_0.html
ブログ村子育て部門で行われた「お子さんは何人?」アンケートです。つまり、育児ブログやってるママブロガーの子供の数分布。まあ1人は単純に1人目のお子さんでブログ書く人が多いから(これから2人目3人目を生むのかも)で、あとは2人と3人が大多数なんで、これは世間一般の比と同じなんじゃん?
と思いきや・・・現実の世の一般の夫婦では子供の数がこう
ソース:http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou14/chapter2.html
(こちらでは0人の夫婦も入っているので1人以上いる方を100%に再計算しています)
3人4人5人以上の子持ちママブロガーが一般の比じゃない!!
どーやらブログを始めた私は「タイクツ」でしたがブログをやられてる皆さんは「忙しいのを理由にブログの更新を怠けたりしない」という真面目な方ばかりのようです。ましてやママブロガーさんは子沢山育児に家事に仕事に忙しい時間をわざわざやりくりして予約投稿までしてブログの更新をしているわけです。それは「仕事」「ライフワーク」という感覚に近いのではないかと。ストイックにマラソン続けてる人と同じ感覚の趣味なのではないかと思われます。
とにかくチヤホヤされたい→とにかく自分を発信するのが大好き
アメーバでカリスマファッションブロガーとして現在77713人の読者を持つのりこさんのブログに張り付いて見てきたところ、ブログの更新に対して以下のような見解が見受けられました。
大好きなファッションの事を、思うがままに記事にして記録できればそれで満足♡とスタートさせたお気楽&自己満ブログ。
フェースブックやブログで出来事とかまとめて書くと、写真と共に手軽に思い出を残せるしもちろんいいのだけれど…文字にして残す大切さみたいなものも、もう一度思い出したくなりました。人と関わることが大好きな性格なので、誰かに発信する って事を視野に入れて投稿するのが大好き。しかし最近はそれしかしてこなかった気がします。今年は手帳や日記に書き留めることで、自分自身と静かに向き合える時間ももつようにしたいな…と思います(^^)掲載元http://ameblo.jp/noricoco1023/
365日更新してさらにこの上「自分と向き合う用」の日記も書くのかスゴイな。。。
カリスマは日常生活だってカリスマなんですね。自然に自己発信ができて、それが楽しくて仕方ないという人種。感服いたしました。チヤホヤされたいからやってるとか言う奴(自分)
ただのチヤホヤされてない側のやっかみに過ぎませんからあぁぁ!
365日のプチプラコーデ 色合わせ、着回しを楽しむ、大人の上品カジュアル
- 作者: のりこ
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とにかく有名になりたい→共感性という麻薬
とりあえずこちらをご覧ください。
「ライフメディア リサーチバンク調べ」
http://research.lifemedia.jp/2013/03/130319_blog.html
ママに限らず、ブロガー全般に向け実施されたアンケートの結果です。「有名になりたい」に該当するのが「数多くの人に影響を与えたいため」(上から5番目)の項目ですかね。。。女性4.2%って低っ!
その項目は男性でも割合が低いですが、輪をかけて女性の割合が低いです。ですから、
有名になりたくてブログ書きたがるのはどっちか言うとママじゃなくてパパ
という極論になりますね。(なんねーよ)
そもそも女が「とにかく有名になりたい」みたいな漠然とした希望のために毎日コツコツブラック企業なみにがんばれるハズがないじゃないですか。
女ってのは本来、打算的で現実的で不確定成果のためになんか必死に努力し続けられない生き物ですよ。(フォローになってないない)
「かもしれない、では動けない、動いちゃいけない」
ってジューオージャーでジューオーグリーンも言ってたよ。(誰それ)
そこで女性が何を励みに頑張れるかと言うと、「共感」ですよね。不特定多数の人から「共感」を得たいという欲求、それを必ず受け止めてくれるのがブログなんですよ。ブログ村はてな村ですよ。
特に育児には共感性は不可欠です。(ホルモンの関係上。こちら参照)そして女性ブロガーに顕著に多い動機は自己発信系根拠よりむしろ「家族・友人・知人への近況報告」ブログです。
オウンドメディアブログに成功した「ママ」って「ままはっく」しかないんだよね。それだけ「ママブロガー」は有名になることを求めていないことの裏返しかもしれない
とにかくお金が欲しい→社会とつながりを持ちたい(役に立ちたい)
人間誰だってお金が欲しいに決まってるじゃないですか。毎日せこせこ働いてるのはなんのため?お金が欲しいからに決まってるじゃないですか。社会経済に貢献したいからに決まってるじゃないですか。それを子供の教育費につぎこんで、日本の教育産業を発展させて未来の人材を担う社会にしたいからに決まってるじゃないですか。(ウソウソ)
今一番有名な稼いでるママブロガー(カリスマ)と言ったら既出の「ままはっく」まなしばさんです。彼女はブログを始めた理由をこう語られています。
きっかけは、子供の妊娠。産前休暇に入り、何もすることがなかったので、ブログを始めたんです。出産前ってお腹は大きいですけど、身体は元気。時間もたっぷりありますし。休暇中、ずっと家で過ごしていると、徐々に社会との繋がりを求めるようになったんです。
(中略)
ブログを通して情報を発信し、社会との繋がりを得られるのは、とても嬉しかったです。先ほどもお話しましたが、産前休暇・育児休暇中って基本的に自宅で子供と一対一ですからね。ブログを通して、読者の反響を知れるのは、新鮮な経験でした。
最初は、「社会とのつながり」を求めて(とにかくひまだからというのは当たってて)ブログを始めて、時期に「反響」が楽しくなってのめり込み、気がついたら成功していた(んなわけあるかいな)とおっしゃっています。が、実際そうは言っても、ブログで結果だせるブロガーって有益な情報ばらまいてる人のが安定的な結果を残せている気がするので、「誰か(社会)の役に立ちたい、ついでに稼ぎたい」って気持ちも強そうな気がします。
既出の「ブログを書く目的は?」のアンケートをアクセス数別に見ると、100アクセス/日以下とのちがいが歴然としているのが「役に立ちたい」という項目。突出して多いです。(こちらの結果全容は↓この記事の1番下で出てきます)
「ライフメディア リサーチバンク調べ」
http://research.lifemedia.jp/2013/03/130319_blog.html
ママハックのブロガー向けオススメ関連記事
とにかく、ママ友が欲しい→とにかくママ友が欲しい、情報源が欲しい
これはそのままです。検証の結果、この仮説は当たっていることがわかりました。
ママブロガーさんの多くはコミュニケーションの一環としてブログも運営されています。こちらはサイバーエイジェントが行ったママブロガーアンケートの記事。
2009年のものですが、該当箇所を抜粋します
【ママブロガーの約55%が、ママ友達のブログを5つ以上閲覧している】
閲覧しているママ友達のブログの数を聞いたところ「11本以上閲覧している」と答えた方が25%と一番多く、ママブロガーはブログを通して井戸端会議のようにコミュニケーションを取っていると考えられます。【約半数のママブロガーはブログで知り合ったママ友達と実際に会っている】「ブログで知り合って友達になったママブロガーと実際に会ったことがある」と答えた人は約半数の47%でした。ブログを通してコミュニティが形成されていると思われます。
【ママブロガーにとって生活の中で欠かせない情報源はブログ】育児や生活などで重要視している情報収集源を聞いたところ、1位がブログ、2位がインターネットサイトとなりました。ママブロガーにとってインターネットは情報を収集する上で欠かせない最重要メディアであると考えられます。
さらに、最近の2015年の調査(こちらはブロガー全体)では、SNSに疲れてブログの良さを再認識した、という返答をブロガーの52%がしており、「匿名性のコミュニケーション」を再評価する動きもあるようです。(下記ソースより)
2月6日は「ブログの日」、「Ameba」がブログの“イマ”を調査 ソーシャルメディア経由の閲覧が急増、ブログを取り巻く環境の変化 | 株式会社サイバーエージェント
クリエイティビティがありあまる→報告書(客観視)、あと根っからのエンターテナー
お弁当ブログが一番わかりやすいんですが、仮説にて言及した虐待弁当の霞んさんは「弁当作りが面倒で仕方なくて、自分の励みにするために始めた」と書かれています。
家事や育児の仕事は誰にも褒められないし、評価されない。毎日家族が健康で元気なことが最大の報酬。でもやっぱり、人間はそんな不確かな報酬のためにコツコツ地道に頑張れない。頑張っても頑張っても期待を裏切られることも多いし、子供が可愛くても育児が嫌になる時もある。そんな家事・育児業の報告書がブログなのです。自分以外の誰かに報告して客観視するためのツール。(これも一種の備忘録なのかも?)
その報告書をエンターテイメントに昇華させたのがキャラ弁ブログや育児マンガブログなわけで、これをコツコツ毎日1〜2時間も続けられている人は単純に根っからのサービス精神旺盛なエンターテナーだと言えます。
上記のソースはこちら↓
↑この調査にはてなブロガーゼロ人なんだよ見てみて
ただの日記→「個」の自分と向き合う時間(これまた客観視)
最後はさすがにはてなブロガーさんに言及したいと思います 。
はてなを代表するママお母さんブロガー(ママじゃない方!)のスズコさんのエントリー。
「お母さん」としてのタスク「母親」としてのタスク「保護者」としてのタスク、そしてどこからが本当の「私」のタスクなのか、「私」とは誰なのか「私」はどこにあるのか。読者に情景を想像させながら心情を落とし込んでいく、小説のような高い完成度で、読んでいると胸に迫るものがあります。
お母さんやってると、誰でもふと心によぎったことがある感覚ではないでしょうか?
でもね、これ読んでる時に感じたんです、このブログやってる時のスズコさんは、そのどれでもない「スズコさん」なのでは?このブログこそが「スズコさん」ご本人の純タスクなんだって、このエントリーで体現されているみたいな気がしました。
また、私の「なんでわざわざ日記を一般公開するのかわからない」爆弾発言については、前半戦でブコメをくれたさっこさんid:plutan(からブコメもらったぞわーいわい)がご回答くださいました。
備忘録的なブログを書いてるけど、公開するとなると下手なことは書けないから自然と考えて書くようになるから、かな。後、単純に後で検索して読み返すのが楽だから。2016/06/13
もうバッサリ論破されていてこれが日記部門の正解だと思いました。以上
さっこさんはママお母ちゃんブロガー(ママじゃない方!)というよりカリスマ系発信者だと思う
後日追記:さらに関連記事にて言及いただきました。
自前ブログは持ち家、SNSは学校、ブログサービスはマンション。。。なるほど
まとめと考察
「ライフメディア リサーチバンク調べ」