みなさん、去る5月5日はなんの日だったかご存知ですか。5·5、午後ティーの日ですね。(こじつけたね) 「キリン午後の紅茶」は先日、SNS広告が炎上していました。
詳細はこちらを参照(元ツイは消されたのでまたもやHagexさんから借用)
「午後の紅茶」の広告としてキリンがTwitterで流した「午後ティー女子」と言うイラストが、「モデル気取り自尊心高め女子」とか「ロリもどき自己愛沼女子」とか「まるで午後ティーを飲んでる女子を中傷して笑い者にしているみたい」だったので、4月26日からじわじわ1週間かけて猛批判食らうまでに燃え広がったのです。なんで炎上したの?とか、女性蔑視であるとか、企業広告としてどうかとかの批評についても出尽くしてると思うので今回は割愛しますね。
それより、感想をざっと見ていったら、コンテンツとしてはなかなか良質(辛辣かつアルアル)だったようで、でもその感覚がわからない自分のジェネレーションギャップの方がなんだかショックでした。広告のターゲットがかなり若い世代なのだと落胆しました。なんだよ、もう自分は午後ティーのターゲットを外れたのかよ、メチャファンなのにな!
そんなわけで、中高年層にもわかるようママキャラに置き換えたガチのパロディで午後ティーのPRをやり直してみたいと思います。私のブログのコンテンツに「ママ友図鑑」というのがありまして、勝手にコラボしました。非公式。元ネタのイラスト見たい方は以下にはないので、お手数ですが↑トップの参照リンクの方からご覧ください。
ママ友図鑑の特別編です。とりあえずラフ。好評ならブログでやるかも @usausamode リクエスト pic.twitter.com/MhGLGwN8P1
— タイクツ@はてなブログ (@taikutu262) 2018年5月2日
↑今回のラフ段階でのツイートです。
キリンの回し者ではないのであしからず。それではどうぞ。
午後ティーをママ友に擬人化(どのママとママ友になりたい?バージョン)
午後の紅茶おいしい無糖
ブランドの中でもっとも新しいアイテムなのがこの「おいしい無糖」。これが出るまで無糖の紅茶はジャワティストレート一択だったんだけど、亀梨くんと蒼井優さんのCM見て嬉しくて私もいち早く買いに走った。それ以来、毎年夏には箱買いしています。
適度な紅茶の渋味が自然なお茶の甘みを引き立てているので、スッキリした後味ながらも紅茶の風味をしっかり楽しめます。そして何より素晴らしいのが香り。茶葉本来のフレッシュな香りがとにかく旨い。それを引き立てる香料の自然な使い方もさすがのひとこと。
ママ友に例えると、すっごくドライだけど、決して悪目立ちせず、絶妙な立ち位置で達観してるママ。サラリとした自然な魅力があり、ママ友になりたくてもなかなか打ちとけてくれない人です。
午後の紅茶ミルクティー
ミルクティーと言ったら午後ティーと言われるほど我々の世代では定番化していた人気商品。紅茶花伝派と人気を二分していた。最大のちがいはやはり渋味。
茶葉の渋みがミルクのまろやかさと相殺されても適度に楽しめるのが午後の紅茶ミルクティーの特徴。甘ったるくなりがちな後味をスッキリまとめながら、紅茶の旨味もクッキリ印象付けてくれるいい塩梅のコク。逆にそこまで紅茶の風味に渋味を求めてない人が紅茶花伝派という感じでしたね。
ママ友に例えると、ふんわり誰にでも優しくてゆるい印象なのに、芯がしっかりしていて集団に染まらず自分の考えを持ってる系のママ。付き合ってくうちに徐々にガンコな本質がわかってきてかえって親密度が深まってくタイプのママ友です。
午後の紅茶レモンティー
午後ティーを代表する2大ブランドのひとつ。紅茶飲料としてスタンダードなストレートティーに対し、ジュース市場にもアプローチできる調整的な立ち位置でのレモンティーという印象があった。それくらい、発売当初はペットボトル飲料ってあくまでもジュースの市場だったから。
だから紅茶と言うよりそもそもレモン飲料としてこれ以上にない爽やかな仕上がりです。どこからどこが紅茶なのかわかんないくらいの融合率で、レモンの酸味と紅茶の風味をスッキリとした甘味と華やかな香りで見事まとめあげてる。(本来レモンの酸味と紅茶の渋みはけっこうケンカになりそうな相性だと思うのです。)
そういうところをママ友に例えると、グダグダしがちなママ友集団をサバサバまとめてくれるけど、実は女らしいところもある明るいママ。誰にでも壁をつくらない細やかな気遣いもできるのに、実はガッツリ体育会系という二面性のあるママ友です。
午後の紅茶ストレート
午後ティーブランドを代表するアイテム。それまでペットボトルで紅茶を飲むなんて文化自体があまりなかったのに、それを定番化させた立役者。つまり、汎用性が半端ない。
スッキリとした甘さにそれを打ち消さないよう絶妙に抑えられた紅茶の渋味、そして主張しすぎない茶葉の香り。でも何より特筆すべきは色ですよね、色。着色料なしで、うっとりするほど綺麗な紅茶のレッドカラーを楽しめるのは本当にすごい。ペットボトルで飲むからこそ視覚でも楽しませてくれてるとは思いもよらなかったけど、実は5割くらい、あの発色が午後ティーの魅力であると今は感じています。
ママ友に例えると、誰にでも合わせられて、強い主張もしてこないけど絶対に人に不快感を与えないバランス感覚に優れたママ。しぐさ、話し方、服装、全体の雰囲気のどれをとっても、初対面で相手に絶対的な安心感を与えてくれるママ友です。
おまけ・TEAsTEAほうじ茶ラテ
Twitterで事前に見てくれた方向けのおまけ。他社製品だけど最近はまってるほうじ茶ラテをママ友に加えてみましたよ。
今までほうじ茶ラテってどうしても受け入れがたかったんですが、これ飲んでからなぜかはまってしまった。なんか本当にちゃんとほうじ茶なのよ!あのほうじ茶の香りと優しい渋味をハッキリ感じさせてくれて、甘ったるくなくてミルクも濃ゆくない。ラテなのにごくごく飲めるし、香料無添加とは思えないほど香り豊かです。
ママ友に例えると、自然派ママだからちょっと敬遠してたのに、実は親しみやすくてエセ科学ごり押しでもない!!むしろもっとゆるい感じで大豆ミートのレシピ教えてくれるしマクロビもファッション感覚かよ!みたいなママです。
おわります
今回の件で実は「クソ女処刑bot」系コンテンツそれ自体もぶっ叩かれてたので、もともとやってきた自分も心中穏やかではありませんでした。「嫌な女をパターンにはめて笑い者にする自虐系コンテンツは意地が悪い」とか「女が女の嫌なところを蔑むのはウケるという感覚がもう時代遅れ」とか、ごめん、わかってる、わかってるからもう言わないでっ、ていうか自分はそういうつもりでやってないしそもそもただの内輪ウケだからっ、などと、まだ誰にも何も言われてないのに、性根が臆病なのでやたら刺さりまくりでした。
そんななか迷子のイカ(id:usausamode)さんから今回の前フリをいただいたので、「あーそういう風に見てもらえてるのか、自分の方を先に読んでくださっていた方にとっては、タイクツバージョンも見たいという展開になるのか…」という新鮮な驚きがありました。単純にありがたいなあと思いましたね。
発端ツイートです
Special Thanks!あそうか、あれか・・・確かに。2時間くらいください(よく見たらこのスレッドと全然関係なくね?吹いたわ)
— タイクツ@はてなブログ (@taikutu262) 2018年5月2日
なお、初回からお断りしてはおりますが、このママ友図鑑シリーズは「ママキャラ擬人化」が発端でそもそもが私のオリジナルじゃありません。コンセプト自体を能町みね子さんの「雑誌の人格」から拝借しています。だからもとからパクリです。(→自信満々に言うことでもない)
言い訳になるけど、これは擬人化とか当てはめ妄想自体を楽しむもので、誰かを揶揄してあざけ笑う主旨ではないんだよ。「ありそう!」「いそう~w」「なんとなくわかる!」を楽しむ思考遊びなんだよ。(ただそれも受け取り手によるのかもな…)だから、よかったらこれも読んでみてね。おわります!
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