ままゼロブログ

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ママ友ゼロで父母会役員をうまく乗り切る方法

みなさん、役員とかPTAとかに励んでおられますか?実は私、役員・委員経験3回、PTA経験1回という輝かしい経歴がございます。僭越ながら、この3月に役員就任されたママ友ゼロの方々のために、私が過去大失敗した経験談を綴らせていただきます。

 なぜそんなに引き受けたのか?という原因についてはこちらから

 

初めての父母会は不毛地帯だった

私は当時、フルタイムで通勤時間1時間の仕事に就きキャパいっぱいいっぱいの状態でしたが、なんとなく「早めにやっておいた方がいいのではないか?」という無根拠な同調圧力により、 自ら保育園父母会の役員を立候補しました。 当然、まだママ友も知人もあまり園内にいない状態、かつヘタレ、にもかかわらず、です。この時点ですでにかなり無謀なのは明らかですが、志願当初は みんなが仕事の傍らやってる組織なのだからしごく合理的なシステムにちがいない と致命的な思い違いをしていました。

 

そんな私の鼻っ柱をハナっからへし折ってくれた出来事が、まず三役(会長・副会長)の選出に初回委員会所要時間の半分、1時間もかかったことです。

 

通常の会社組織の仕事でたとえば「実行委員会」などが発足した場合、絶対に誰かがやらなくてはならないので、自ずと最も裁量のある人や経験豊富な方にトップは決まっていきます。決まらなくても、多数決やそれこそ同調圧力により収まる所に収まって行くものです。

しかしPTAや役員会などは 絶対に誰かがやらなくてはならないのに、誰もが絶対にやりたくないために、いきなり議会が暗礁に乗り上げます。

もうこの↑不合理が身悶えするほど耐えられませんでした。不毛すぎます。保育園キャリア1年の自分がイキナリ立候補してしまいたくなるくらいに耐えられませんでした。

 

すったもんだの後、ようやく各係決め(書記・会計・渉外・イベントなど)と分担の話し合いに以降したのですが、これまた誰もまとめようとしないので全く進行していきません。そもそも三役選出に時間を割いてしまったため残り時間がないにも拘らず、私が配属されたイベント係はさらに収拾がつかなかったので、発狂寸前になりました。

そこで私は咄嗟に一番皆が嫌がる役だけ引き受け、他を全員に割り振り分担し、なんとかその場を回収しました。 しかし、私のこの勇み足が後日とんでもない事態を引き起こしたのです。

平日仕事中に携帯鳴りっぱなしの怪

その翌々日、そう、月曜日です、多くの父母が出勤しているこの日の昼、私が会社で〆切に追われててんやわんや昼飯も食えなかったこの日に、なんと携帯電話に(当時はまだスマホなかった)11件の受信メールがあるのに気がつきました。 全てが恐怖の「保育園役員ML(メーリングリスト)」から。 しかもたったの3人の人物から。

「イベント係の△△担当になったって聞いたんですが。土曜が仕事なので他の人変わってくれませんか?」「私■■担当になったけど、何やったらいいかわからないしどうしよう?」

「★★担当って他に誰がなったんですか?私はそっちをやりたいです」

「イベント係でも△△は土曜必要ないですよ〜、みなさん1人1役なってますが不安ですよね〜?2人ずつにしませんか〜〜?」

「■■担当だけど私も★★やるから誰か手伝ってくださいどうしたらいいかわかりません」

。。。。。。などなどなどなどなど!!!! ちなみに役員MLとは役員全員に一斉送信されるメールシステムのことです。 しかし役員MLメンバーの中で当該のイベント係に所属する人は半分以下です。つまり無関係な人が過半数以上いるMLにこのダラダラしたメールが平日の昼の出勤時間帯にダラダラ垂れ流し状態ということの顛末なのでした。私は顔から火が出る思いがしました。

さらにMLメールは止むことなく次々と入ってきます!たまたまこの3人は月曜が出勤日じゃなかったようです!!!

「このMLはイベント係に所属しない人にも一斉送信されてますよ。平日で仕事中の方もいますし、すみませんが後ほどイベント係のML作りますからそちらに流してくださいませんか」

と震える指で送信すると、メールの音がピタリと止みました。しかし帰宅後に急いでイベント係ML作って配布するも「各担当を2人ずつにしましょうね〜〜〜」というメールがきたあと一切音信なし。まずまちがいなく全員から疎まれましたね。

私の対応の何がまずかったのか?

私は会社の同僚N子ちゃんにことの顛末を相談しました。すると彼女はこう言い放ちました。

女は相談しないと物事を進められない生き物。 あんたの最初の采配がまずかったね。 特に「バカ」と「自己中」と「出しゃばり」がいるグループワークで決議は無意味。談合しながら進めなきゃ何もどこにも収まらないよ。

N子ちゃんは実は職業カウンセラーで職場心理に鋭い見解を持っていました。その彼女いわく、女性同士のチームではとにかく合理性や議論は不毛になりがち(馴れ合い先行)、特に次の3タイプのトラブルメーカーがいる場合は後から何度でも覆されるから何事も相談しながら進めないといけない。

トラブルメーカー3タイプ
  • 「バカ」・・・自分がわからないこと不安なことだけを解決しようと押し出してくる教えてちゃん(今回は会話の流れに関係なく助けをわめいてるヤツ)
  • 「自己中」・・・周囲の迷惑や全体の回収は考えずに自分の利益とメリットだけを主張してくる困ったちゃん(最初に文句言ってる人)
  • 「出しゃばり」・・・仕切りはやらない全体の回収も考えないが真っ当な持論をやんわりと押し通してくる便乗ちゃん(今回は一応場をおさめようとしてくれてる、〜〜語尾が多い人)
その他のタイプ
  • 傍観者・・・第三者的に見守りいざという時だけ意見をいう、実はデキル人
  • 一匹狼・・・話し合いを常に達観し口を出さずに自分の領分だけ守りきる冷酷者
  • 仕切り屋・・・収拾がつかない状態に耐えられずまとめようとする出たがり(←私!!!)
  • サブ・・・太鼓持ち。リーダーをサポートするスーパーサブ。おべんちゃらでムードメーカー(今回は皆無!!!)

などがいるとのことで、「バカ」と「自己中」と「出しゃばり」だけなんとかすればうまくまとまる、というのが彼女の持論でした。

 

じゃあ具体的にどうしたらいいの?

トラブルメーカーへの対処法
  • 「バカ」→とにかく大丈夫といって手取り足取り説明してやる、仕事を1人に任せない
  • 「自己中」→とにかく言いたいこと言わせて受け容れてあげる、その中からハッキリ是非を言い渡す
  • 「出しゃばり」→「助かるわ〜」と言って使い倒す、面倒見がいいのでバカや自己中と組ませる
  • 傍観者・・・放っといてもうまく立ち回れるから大丈夫、細めに声かけて連携
その他メンバーへの対応法
  • 「一匹狼」・・・プライドが高いので仕事はちゃんとやる。1人でできる仕事を与える
  • 「仕切り屋」・・・うまく仕切らせてやる。仕切りが下手なら自分がサブか傍観者に回って手助けする(今回は自分が仕切り下手なのに思いあまって仕切りに回ってしまった大失態!!!)
  • 「サブ」・・・正しいリーダーの下につくよう促す(いたら役に立つのに今回はいない!!!)

そこで私はもう一回全員を集めて(土曜日じゃない日に)「出しゃばり」の言う通り2人ずつに担当采配を編成し直し、「バカ」や「自己中」は「出しゃばり」と組ませて「冷酷者」と「傍観者」にはきちっと仕事をこなしてもらうようにしました。

そして自分は誰にも頼らず、結局1人で強がって皆が嫌がる役をやりきり、ママ友もできずにみんなに嫌われましたとさ

まとめと反省

要するに最初から私が「サブ」に回って「出しゃばり」に「仕切り屋」やらせておいたら1番うまくおさまったんじゃね?という話ですね。 つまるところ

ママ友ゼロで父母会役員をうまく乗り切る方法→ ご縁と巡り合わせと天命を見極めること(!!!)

皆様方におかれましてはどうか、自分に与えられた真の役割と適任場所を見誤りませんように。。。   >

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